シンプル志向の設計・デザイン担当者に寄り添う「質感表現印刷」
Keyword
- #DL資料あり
- #オリジナル技術
- #スクリーン印刷
近年、製造業のプロダクトデザインでは、装飾を抑え、形状や情報を整理した「シンプルなデザイン」が当たり前になりつつあります。
この傾向は、現場の感覚だけによるものではありません。
日経デザインでも近年のトレンドとして、「不要なものを減らす」という視点が取り上げられており、プロダクトデザイン全体が引き算を前提に考えられる時代に入っていることがうかがえます。
操作性や量産性、コスト、ブランドの一貫性。
そうした条件を踏まえると、意匠をできるだけシンプルにまとめる判断は、多くの開発現場にとって、ごく自然な選択です。
ただ、そのシンプルさを突き詰めていく中で、「余計な装飾はしていない。でも、もう少しだけ工夫できたのではないか。」
そんな感覚が残ることもあるのではないでしょうか。
色や装飾を足さずに、印象を変える
そんなときに、選択肢のひとつとして考えていただきたいのが「質感表現」という考え方です。
色を増やしたり、目立つ装飾を加えたりしなくても、表面の質感を印刷技術でコントロールすることで、製品の印象は変えられます。「質感表現印刷」は、シンプルさを崩さずに“らしさ”を加えるための、ヤマックスからの一つのご提案です。

たとえば、遠目には真っ黒に見える表面。

でも近づいてみると、わずかにテクスチャが感じられる。
光の当たり方によって、ほんの少し表情が変わる。
気づかない人は気づかないかもしれませんが、気づいた人には「ちゃんと考えられている」と伝わる。そんな控えめな表現です。
具体的な質感表現の例
・カーボン調印刷
工業的で硬質な印象を持たせたい筐体や銘板に。
成形を変えずに、素材感だけを付加できます。


カーボン調の印刷技術についてもっと詳しく ▶ https://www.yamacs.co.jp/catalog/catalog-2011/
・ヘアライン調印刷
金属感や精度感を出したい操作パネルに。
実際の金属加工よりも設計の自由度を保ちやすい場合があります。

ヘアライン調印刷表現についてもっと詳しく ▶ https://www.yamacs.co.jp/catalog/catalog-2014/
・シボ調印刷
指が触れる部分や、指紋・映り込みを抑えたい面に。
見た目だけでなく、触感のコントロールにも使えます。


[カタログ準備中]シボ調印刷表現についてお気軽にお問い合わせください ▶ https://www.yamacs.co.jp/contact-customer/
見た目だけでなく、使いやすさにも関わる
この質感表現は、見た目だけの話ではありません。
触れる場所以外を少しマットにする、操作部とそうでない部分で質感を変える。そんなアイデア次第で、文字や色を増やさなくても、「ここは触るところ」「ここは見るところ」という情報を自然に伝えることができます。

印刷を“飾り”ではなく、“わかりやすさを助ける要素”として使う、というイメージです。
派手にしなくても、できることはまだあります。
表面の質感を少しだけ整えることで、製品の印象や使いやすさは変わります。
そんな小さな工夫として、質感表現印刷を思い出してもらえたらうれしいです。
・参考文献
日経BP.『2025年のプロダクトデザイントレンド対談/不要なものを減らす視点も重要』.日経デザイン.2025, 2026年1月号(No.463)


