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「接着剤」と「粘着剤」の違いとは?言葉の定義とそれぞれの特徴

はじめに

この言葉の違い、どう説明しよう・・・このコラムでは「似てるけど、違いが説明できない言葉」を紹介します。今回のテーマは、接着剤と粘着剤です。
「ものをくっつける材料」と言えば、「接着剤」という言葉が浮かぶ人が多いのではないでしょうか。でも、シールやステッカー、テープなどのベタベタした面のことは「粘着剤」とも言いますよね。「接着剤」と「粘着剤」、似ているようで意外と違いを説明するのが難しい言葉です。今回のコラムはそんな「ものをくっつける材料」にまつわるお話です。

JISの定義

結論から申し上げますと「ものをくっつける」という意味で、粘着剤は接着剤の一種であると言えます。参考としてJIS(日本産業規格)では、接着・接着剤・粘着剤をどのように定義しているか覗いてみます。JIS K6800-1985(接着剤・接着用語)

接着

接着剤を媒介とし、化学的もしくは物理的な力またはその両者によってふたつの面が結合した状態

接着剤

物体の間に介在することによって物体を結合することのできる物質。

粘着剤

常温で粘着性を有し,軽い圧力で被着材に接着する物質。

「ものが接着剤によってくっついている状態」を接着、「ものをくっつける材料(物質)」を接着剤、「軽い圧力でものをくっつける材料(物質)」を粘着剤と読み取れます。
定義されている通り、粘着剤は圧力によって接着するので、テープやシールのベタベタ面は粘着剤と呼ばれているわけです。

更に詳しく 接着剤と粘着剤の違い

JISの定義を確認したところで、接着剤と粘着剤の違いをもう少し詳しく説明します。
接着剤と粘着剤の大きな違いは、接着前と接着後それぞれの状態にあると言えます。
接着剤は、例えば水糊のように使用前は液体で、貼り付けてすぐは接着力がありません。乾燥することで固体となり、初めて接着力が生まれます。固体なので、接着剤はベタベタしません。液体から固体になる方法は、他にも冷却や化学反応などがあります。
対して粘着剤は、はじめから接着力を有しており、乾燥や冷却、化学反応などによる状態変化がありません。また、接着後もベタベタとした状態を維持しています。

このように、接着剤は接着することによって液体⇒固体へと状態変化しますが、粘着剤は接着することによる状態変化がなく、常にベタベタしている材料と言えます。

シールやラベル、ステッカーの印刷会社と粘着剤

当社は、日常のあらゆるところに使われているシール・ラベル・ステッカーを作っている印刷会社です。

印刷基材の粘着面には、粘着剤が塗布されており、当社にとって粘着剤は切っても切れない関係です。

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