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コラム

シール・ラベル・ステッカーは何が違う?言葉の定義と使い分けについて解説!

その他

シールとステッカーとラベルの違い

普段何気なく使っている「シール」「ステッカー」「ラベル」という言葉の意味の違いはご存じですか?
日本国語大辞典ではそれぞれ以下のような意味と定義されています。

シール
〘 名詞 〙 ( [英語] seal )
① ( ━する ) 封、封印すること、またはそのしるしとして貼る切手大の紙。
② 裏面に粘着性の糊(のり)が塗ってあり、表面に絵、またはマークが印刷してある、紙または薄いプラスチックの小片。

ステッカー
〘 名詞 〙 ( [英語] sticker ) 宣伝・情報伝達を目的とした貼り札で、ビニール、セロファン、紙などに印刷したもの。

ラベル
〘 名詞 〙 ( [英語] label )[ 異表記 ] レーベル 商標や広告を印刷して商品などに貼ってある紙片。レッテル。また、分類番号や取扱い上の注意などを書いて品物に貼るための紙片。貼り紙。

つまり、一般的には
シールは「商品包装や封筒などの封緘用や装飾用の小さめの印刷物」
ステッカーは「大きさを問わず、宣伝・情報伝達を目的とした粘着力のある印刷物」
ラベルは「商標や広告を商品に貼るための印刷物」
と定義されます。

ちなみに、デカールとは転写紙のことを指し、シールやステッカー、ラベルとは違うものです。

意匠メーカーであるヤマックスとしては、
シールは「屋内で使用することを想定しており、剥がしても致命的な問題がない意匠、または剥がすことを想定した意匠」
ラベル・ステッカーは「屋内外で使用することを想定した、注意書きや商品名が書いてあるものといった剥がれた場合商品に致命的な問題が発生する意匠であり、多くの場合は大きさによってラベル・ステッカーを分類している」
と考えています。

しかし、企業によっては全てシールと呼んでいたり分類の仕方が違うこともありますので、ここではあくまで、一般的な辞典などに書いてある定義とヤマックスの考えを記させていただきました。

ヤマックスでは、スクリーン印刷や凸版印刷、オフセット印刷、デジタル印刷などでシール、ラベル、ステッカーを製造しています。

参考文献

「第五版 印刷事典」, 社団法人日本印刷学会編, 2002年
「日本国語大辞典 第二版」, 小学館, 2000年~2002年