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コラム

印刷基礎知識②~組み合わせで印象が変わる⁈色・色彩学習日記~

印刷基礎知識

全3回にわたり、新入社員の学習日記を綴るこのコラム。
第2回目の今回は色と色彩について学びます。

色の基礎知識

製版課
RGBCMYって聞いたことある?
_聞いたことはあるんですが…2つの違いって何でしたっけ?

「RGBは赤・緑・青のことで「光の三原色」と言われているよ。
この3色は加法混色と言って、色を混ぜ合わすと明るい色になるんだ。
3色混ぜ合わせたものが最も明るくて白色になるよ。
CMYはシアン・マゼンタ・イエローのことで「色の三原色」と言われているよ。
この3色は減法混色と言って、3色全て重なると黒に近い色に見えてしまうよ。」

学習日記

_ヤマックスでは、CMYKをよく聞きますね…。
「そうだね。シアン・イエロー・マゼンタの3色に黒(K)が加わったプロセスカラーのことを指すよ。
プロセスカラー印刷は、主に減法混色で構成されているんだ。この印刷物をルーペで見てごらん。」
_色点がたくさん見えます!
「そう。この色点のことをドット(網点)というよ。CMYKのドットが重なることで多彩な色の表現ができるんだ。
また、色の濃淡はドット(網点)の大小で表現するよ。」
_なるほど。
カラフルな色味も本当は4色から成り立っているのですね。

■無い色はヤマックスで作る!オリジナルインキの開発

_CMYKの4色の掛け合わせでいろんな色が作られるということは、印刷する全ての色が4色でできているのですか…?
「そうとは限らないよ。ヤマックスでは、お客さんのご要望に応えるためにオリジナルインキの開発も行っているよ。」
_インキの開発まで!?
「色や性能で困ったときは、自社でインキを開発したり、インキ会社と連携して解決しているよ。」

こちらは、私がヤマックスに入社する前の工場見学からずっと気になっていたインキ調合室の様子。
たくさんのインキが並んでいて、次々と印刷に使われるインキが作られていきます。
印刷現場ではインキの調合、生産技術課では調色を行っています。

生産技術課
_調色と調合って何が違うのですか?
「インキのレシピを作るのが調色
そのレシピを基に量産用のインキを作るのを調合というよ。」

_では、「オリジナルインキの開発」は調色ということですね。
レシピの無い色を作るって想像がつかないです…。
「そうだね。お客さんから指定していただいた色を見てインキを作っていくよ。
微調整を重ねて色が出来上がったときは達成感があるね。」


私も、研修中に調色体験をさせてもらいました。
インキを選んで、量って、混ぜて、印刷して、確認して…。この作業を指定の色味が出るまでひたすら行います。
想像以上に上手くいかず、心が折れそうでした。
インキを混ぜた時の色は指定色に近いのに、そのインキを実際に印刷してみると遠ざかっているのです…!
何度挑戦してもなかなかうまくいきません。
その後、上司にたくさんヒントを頂きながら、なんとか研修の最後に近い色味を出すことに成功しました!
そんなオリジナルインキの開発も、お客様のニーズに応えるためのヤマックスの取組みです。

■組み合わせで印象が変わる⁈ 色の重要性

暖かいイメージを与える暖色(赤系)、冷たいイメージを与える寒色(青系)、どちらのイメージも与えない中性色(緑・紫系)。
色によって与えるイメージが違います。
他にも、近くにあるように見える進退色(淡色)、遠くにあるように見える後退色(濃色)。
大きく見える膨張色(白・淡色)、小さく見える収縮色(黒・濃色)などがあります。
ファッションでも、白を着ると太って見えてしまうとよく言われていますよね。

そんな色は、企業イメージを伝える為に使用されるCI(コーポレートアイデンティティ)カラーにも応用されています。
ヤマックスで例えると、こちらの企業ロゴ。
「精緻・先進・躍動・信頼」をテーマに、ヤマックスブルーとヤマックスレッドというCIカラーで作られています。

このように、色は企業イメージを連想させる役割も担っています。

今日のまとめ

普段何気なく見ている色ですが、私たちに様々なイメージを与えてくれます。
お客様の企業イメージ、商品イメージにも使用される大切な色。
そんな仕事に関わるからこそ、ヤマックスでも今回学んだことだけでなく様々な工夫を凝らして
お客様の期待に応え続けています。
また、私自身も体験した調色作業はヤマックスの長年のノウハウが活かされた工夫なのではと感じました。
次回は、物性試験について学びます!

ヤマックスをもっと知りたい方はこちら!

第1回目では、印刷用語について学んでいます!

印刷基礎知識シリーズはこちら


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